こんなお悩みにHSS型HSP当事者である筆者がお答えします。
SNS:@haru_blog_write
HSS型HSPに関する記事はこちら↓
この記事のテーマ
この記事を読み終える目安
3分
HSS型HSPとは?
HSS型HSPとは、Highly Sensitive Personの略称で、HSSという性格タイプのうち、内向的で感受性が豊かな人のことを指します。
そもそもHSS型HSPが抱える「生きづらさ」とは?
HSS型HSPが抱える生きづらさは、ほとんどが「自己矛盾」による生きづらさによるもの!
- 刺激を求めているのに刺激に弱く、すぐ疲れてしまう
- 好奇心が旺盛な反面、警戒心が強い
大半の人は、このような気持ちの食い違いがなく、一貫性があります。
しかし、HSS型HSPとなると、それぞれ違う2つの気持ちを持ち合わせているので、「他人には理解しづらい・誤解されやすい」のです。
HSS型HSPは「ブレーキ」と「アクセル」を常に同時に踏み続けている
HSS型HSPは常に「ブレーキ」と「アクセル」を同時に踏み続けている状態。
気持ちの食い違いが起きて、行動がちぐはくになったり、他人から理解されないような現象が起きてしまいます。
衝動的に行動してしまったり、行動したが故に心にダメージを負ったりすることもしばしばあります。
ではどのような行動例があるのか。以下で簡単にご紹介しますね。
好奇心が旺盛で興味を持ったものにすぐ取り組むが、飽きるとすぐやめてしまう
つまり言うと、「熱しやすく冷めやすい」。
私自身、ゲームが好きなのですが、1年以上長く続いたゲームは1つしかありません。
様々なゲームに興味を持ってやってみるも、自分が思ったよりも面白くない、もしくは十分満足したらすぐやめてしまうのです。笑
HSS型HSPのみなさんもこういう経験、ありませんか?
初対面の人と打ち解けるのは早いが、徐々に距離が空いていく
初対面の場合、自ら話しかけていくので打ち解けるのは早いです。
しかし、2回目・3回目と回数を重ねるごとに距離が空いていきます。
「迷惑になっていないか」「自分のことを変に思っていないだろうか」
など相手の気持ちを深読みしすぎて、徐々に離れていってしまいます…。
「本当の友達」ができにくく、人間関係で悩むことも多いです。
HSS型HSPの「自己矛盾」に苦しく感じる人は多い!
HSS型HSPの「自己矛盾」は、人間関係や仕事、普段の生活においても感じられる場面が非常に多いです。
どのような状況で「自己矛盾」を感じることが多いのか、詳しく具体例を挙げていきますね。
自分の中の気持ちを中々制御できない
HSS型HSPは「あれやりたい、これやりたい」と好奇心が旺盛です。
その好奇心を抑える行動は反対にストレスとなってしまいます。
しかし、好奇心の赴くままに行動した結果、失敗してしまうとかなり傷ついてしまうこともあるので、辛いと感じてしまうことも…。
人の気持ちや環境・雰囲気に敏感で、盛り上げ役に徹してしまう
HSP特有の特徴である他人の気持ちや周囲の環境・雰囲気に対する敏感さゆえに、最善の行動をしようとします。
そのため、みんなを引っ張る立場になったり、盛り上げ役になることも。
しかし、HSS型HSPの本質は「内向的で静かな場所を好む」。
本質からズレた行動に悩まされ続けます。
この「自己矛盾」による生きづらさを解消するには?
これまでで「自己矛盾」によって生きづらさが生み出されているとお話ししてきました。
この生きづらさを解消するにはどうしたら良いのでしょうか。
答えは「自分なりの生き方を自覚して堂々と生活すること」です。
とはいっても、具体的にどのように生活していけばいいのかわからないはず。
以下で具体例を示していきますね。
「自分なりの生き方を自覚して堂々と生活する」ってどういうこと?
「自分なりの生き方を自覚して堂々と生活する」とは、自分の価値観や目標を明確にしてそれに合わせた生活を送ることです。
HSS型HSPの方は自己肯定感が低い方が多数。筆者も自己肯定感の低さに、悩まされています。
自己肯定感の低さは、物事を自分軸にとらえず、他人軸で捉えます。
自分軸と他人軸には、
【他人軸】他人の評価ばかりを気にして、「自分のことは後回し」
この自己肯定感を上げる生活を送ると言うのが「自分なりの生き方」となるのです。
ではどのように「自分なりの生き方」を見つけていけばよいのか?
以下で詳しく解説していきますね。
目標を定める
1週間程度で達成できる簡単な目標を定めてみましょう。
例えば、朝の挨拶を必ずするという目標を定めて実行すると決めたとします。
いざ実践してみると、恥ずかしくて緊張してしまいがち。
しかし、挨拶ができるとその達成感を味わうことができます。
自分に対して「すごい、えらい」と感じられるように!
簡単な目標を定めて実践することで、簡単に自己肯定感を上げられます。
目標=軸
なので、目標を定めることで自分の軸がブレず、他人からの些細な陰口や評価を気にせずに行動できるようになる効果が見込めます○
では、具体的にどのように目標を設定していくかを解説していきますね。
自分の特徴を理解して予め予防策や生活の仕方を変えてみる
自分の特徴、好き嫌いなど自己理解を深めていかなければ、自分なりの生き方を見つけることができません。
そのため、まずは自分なりの生き方を見つけるために自己理解を深めていく方法を取りましょう!
自己理解を深めていったら、その後の自分の気持ちや状況が見えてきます。
それらに対する予防策や心の構え方などを予め立てておくことで、ストレスを軽減させることが可能です。
また、生活習慣も精神面に大きく影響を与えるので、改善が必要な場所はどんどん改善できます。
自分にとって生きやすい環境・自己肯定感をあげられる環境を作る
「環境を整える」こと。これが一番大事です。
なぜなら、自分を変えることができたとしても、環境を変えなければ疲弊することには変わりないから。
- 職場の環境が悪いのであれば、転職を考える
- 実家暮らしで親との仲が悪いのであれば、一人暮らしを検討する
筆者は実親との仲が悪かったので、一人暮らしを選択。
おかげで、ストレスなく生活することができています。
動けるのであれば、今の環境に留まらず行動して自分に合った環境を見つけると良いです。
【これはダメ!】友達や家族に理解してもらうこと
友達や家族に理解してもらう方法を取る人が多いのですが…これがかなり難しい。
なぜなら、他人が他の人のことを完全に理解できるわけではないからです。
非HSPである場合には尚更。
自分が感じている感情や気持ちは相手は味わったことのない体験かもしれません。
また、言葉にして伝えても、相手の理解力や想像力によって正しく理解できるかが大きく異なります。
そのため、友達や家族に理解してもらうということは基本的にはおすすめできません。
どうしても言いたい場合には?
どうしても言いたい場合には、「必ず許容してくれるだろう」と思わないで話し合うことです。
否定される可能性も考えた上で、相手ときちんと向き合うことが相手に対する誠意を見せることに繋がります。
表面上と内側で思っていることが違う可能性も十分にあるので、どちらの結果に転がっても相手の気持ちを受け止めましょう。
【まとめ】自己理解を深めて、「自己矛盾」による生きづらさを軽減しよう
HSS型HSPは理解されにくいですが、自己理解を深めて「自己矛盾」に対する心の構え方や対策を講じることによって、生きやすくなります。
必ずしも他人に理解を求める必要はなく、自分の受け止め方次第で心へのダメージも少なくなります。
目標を定めるのが苦手、自分の価値観などを捉えるのが苦手な方であれば他の人の力を借りるのも手です!
ココナラであれば、カウンセラーの資格を持った方が自己理解を手助けするサービスもあります。気になることがあればぜひ以下で相談してみてくださいね。