また、HSS型HSPへの理解を深めるべく、自己理解に役立てるよう当事者目線でHSS型HSPについて解説しています。
- HSS型HSPさんが運転を苦手・不安と感じる理由とは?
- そもそも車を運転するメリットって?
- 運転に対する苦手意識を減らすには?
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HSS型HSPさんが運転を苦手・不安と感じる理由とは?
HSS型HSPさんには以下の特徴があります。
- 刺激を求めるが、さまざまな刺激に敏感・圧倒されやすい
- 自分と他の人の線引きが曖昧で、感情移入しやすい
- 興味があるものにはすぐ始めようとするが、飽きて続かない
HSS型HSPさんが運転を「苦手・不安」と感じる理由には、以下の理由があります。
- 運転中の情報量が多すぎる
- 音や光の刺激が多い
- 自分の運転に自信がない
- 人を轢くかもしれない
- 事故に巻き込まれるかもしれない
- 一緒に乗っている人を事故に巻き込むかもしれない
以下でもう少し詳しく解説していきますね。
『苦手』の原因
『苦手』の原因には、HSS型HSPさん特有の気質が関係しています。
- 運転中の情報量が多すぎる
- 音や光の刺激が強すぎる
- 自分の運転に自信がない
各項目ごとにもう少し具体的に説明しますね。
運転中の情報量が多すぎる
車の運転は情報量がとても多いです。
そのため、「シングルタスク」派であるHSS型HSPさんは車の運転に苦手意識を持ちやすい傾向にあります。
信号は何色か、周りの車の流れはどのくらいか、歩行者はいないか…などなど。
とにかく即座に判断が求められるものが多め。
様々なことへの対応が一気にできず、パニックになってしまいがちです。
音や光の刺激も多い
音や光の刺激が多いのも運転の1つの特徴です。
信号機の色だったり、他の車のエンジン音・ライト、突然のクラクション音などなど。
時間帯によっては太陽の光が差し込んできて運転に支障が出る場合もあります。
音や光の刺激に敏感なHSS型HSPさんは、この点で運転が苦手と感じることがよくあります。
自分の運転に自信がない
自分の運転に自信がないと感じるHSS型HSPさんも多い傾向にあります。
- 音や光の刺激が多い環境
- 複数の物事を同時に処理
- 迅速・適切な判断が求められる
上記の3点により、運転を苦手と感じて「運転する」という行為自体あまりしたくないと感じる方も多い傾向にあります。
また、HSS型HSPさんは他人に対して気を遣ってしまうため、
と感じてしまうことも多いです。
『不安』の原因
『不安』の原因には以下の3つが挙げられます。
- 人を轢くかもしれない
- 事故に巻き込まれるかもしれない・起こすかもしれない
- 一緒に乗っている人を事故に巻き込むかもしれない
以下でもう少し詳しく解説していきますね。
人を轢くかもしれない
運転という行為は、トンを超える鉄の塊を高速で移動させています。もしも人にぶつかってしまった時の被害というのは、想像するだけでも恐ろしいもの。
先読みができるHSS型HSPさんは、この万が一を考えてしまうことで、運転という行為が怖い・不安と感じます。
事故に巻き込まれるかもしれない・起こすかもしれない
車の運転にはいつ・どんな時でも事故の可能性があります。
HSS型HSPさんは「自分の不注意で追突してしまったらどうしよう」「対向車が間違えて突っ込んできたらどうしよう」と想像してしまうことが頻繁。
簡単に言えば、自分が操作を間違えるだけで事故を起こしてしまう可能性だってあるのです。
一緒に乗っている人を事故に巻き込むかもしれない
同乗者がいる場合、一人で運転している時よりもプレッシャーによる緊張や責任が大きくなります。
もしも同乗者を事故に巻き込んでしまった場合、責任が問われるのは運転者です。
HSS型HSPさんは様々な可能性を鑑みて行動するので、この責任や緊張から不安が生じることもあります。
自分で車を運転する・所持するメリットとデメリット
自分で車を運転する・所持するメリットとデメリットについて紹介していきます。
- 長距離での移動が楽
- 行動範囲が広くなる
- 重たい・大きな荷物が運べる
自分で車を運転する・所持するデメリット
- 維持費がかかる
- もしもの時の金銭的負担が大きい
- 整備・点検などの手間が掛かる
以下でもう少し詳しく解説していきますね。
メリット①:長距離での移動が楽
自分の車を所持することによって、長距離での移動がとても楽になります。
徒歩や自転車よりも圧倒的に早く、しかも基本的にどの天気でもすぐ移動できるため長距離移動の際には重宝します。
メリット②:行動範囲が広くなる
行動範囲が広くなるのも大きなメリットです。
電車のように到着地が固定されているわけでもないため、目的地に直接辿り着きやすいというのもメリット。
燃料さえあればどこへでも行けてしまうので、徒歩や電車では辿り着きづらい場所には車はうってつけの乗り物です。
速度も速いので、時間を掛けずに行動範囲を広くできます。
メリット③:重たい・大きな荷物を運べる
大きな重い荷物を車に乗せることで、1人では運べなかったものが運べるようになります。
自分に負担を掛けず素早く目的地まで荷物を運べるのも良い点です。
徒歩だと配達を頼まないといけないほどの大きな荷物でも、車に積んでいけば配達料金や時間が掛かりません。
家計にも優しく、待つことに対するストレスがさっぱり無くなります。
デメリット①:維持費がかかる
車にはガソリン代やオイル代、タイヤ代など各種維持費が掛かります。
定期的な点検や整備を行わないと、突然車が故障してしまったり動かなくなってしまうことも。
定期点検のほか、人によって走行距離や環境が異なるため、必要になる整備は増える(減る)こともあります。
デメリット②:もしもの時の金銭的負担が大きい
事故に遭ってしまった時や突然車が動かなくなった時、金銭的負担はかなり大きいです。
あらかじめ掛けておいた保険を利用するにしても、「その保険が適用されるかどうか・適用されるとしてどのくらい降りるのか」などを話し合って決めるため手間も掛かります。
デメリット③:整備・点検などの手間がかかる
車を維持するためには定期的な点検や整備が必要です。
走る・曲がる・止まるの動作が正常でないと、車の安全性を保証できません。
運転の苦手意識を減らすには?
運転の苦手意識を減らすには以下の方法があります。
以下で詳しく解説していきますね。
1.予測運転(かもしれない運転)を心がける
運転している最中は予測運転、いわゆる「かもしれない運転」を心がけて運転しましょう。
住宅の多い狭い道だったら、
- 横断歩道で歩行者が車に気づかず飛び出してくるかもしれない
- 対向車が来てすれ違うかもしれない
など色々考えられる状況はあります。
そういった時、自分は何ができるか?どうしたら対応しやすいか?を考えながら運転すると、危険を回避しやすくなります。
運転の安全性というのも向上しますので、落ち着いて運転できるでしょう。
2.安全・安心と感じる基準を作る
危険を回避するための一連の行動をパターン化(シングルタスク化)してみましょう。
パターン化した行動を安全・安心できる状況であるという基準にすることによって、怖いと感じることなく運転できます。
例えば右左折の際、
- ルームミラー
- サイドミラー(右折の場合は右、左折の場合は左)
- 巻き込み目視確認
という3つの行為をパターン化して行うことで大体の事故を防ぐことができます。
案外、運転というのはルールやマナーを正しく守り、危険を事前に回避する行動を取ることで殆どの事故は防げます。
自分なりに危険を回避する方法として運転のパターンを見つけて「安全・安心と思える基準」を作ると、心置きなく運転できますよ。
3.事故のパターン・原因を知る
YoutubeやtwitterなどのSNSに載っている事故動画を見て勉強するのもオススメです。
これらを見て、「どうして事故が起こったのか?」「どのようにすれば未然に防げたか?」を自分なりに分析したりコメントを参考にしてみたりしましょう。事故を起こしてしまうパターンや原因を把握することができます。
一例として2つの動画を挙げてみますので、是非参考にしてみてください。↓
事故が発生するパターンや原因を把握することによって対策を講じることができるため、必要以上に不安にならず運転できますよ。
まとめ:運転が苦手なHSS型HSPでもパターンを掴めば楽に運転できる
HSS型HSPさんは、1つの物事を処理するのに長けているシングルタスク派。
そのため、様々な情報を適切に素早く判断する必要のある運転は難しいと感じる方が多いです。
しかし、危険を回避するための行動をパターン化(シングルタスク化)することによって、必要以上に焦らず安心して運転できます。
動画を見るだけでも原因を把握できるので、事故動画に抵抗のない方は運転の参考に見てみてくださいね。